大原敬子(けいこ)公式ホームページ


先生との20年 記憶に残った学習⑪ 油絵  油絵クラスのとき私の描く絵はいつも、とにかく何種類もの絵の具を立体的につけるだけというような絵が多かった。ある日先生が、こんなこともできるよとビーズとワイヤーを持ってきて、そのプクプク出ている絵の具にひとつのせてみてくれた。私は絵の具の色とビーズの色の組み合わせを考えるのが楽しくて、その後、もらったビーズとワイヤーを全部自分の絵に貼り付けた。

大好きな算数の時間  私が小学生の頃、憧れのお兄さんに算数を教えてもらった。同じようにはできないけれど、私もときどき、小学生や中学生に算数を教えてあげている。教えていたというよりは私の場合一緒に解いていたというほうが正しい。私にとってこの時間は何よりも好きな時間だった。でも、私は小学生の問題でさえ解けないときがある。先生は、「困ったなー」と言う私が私のいいところだと教えてくれた。教えるときは問題が解けることだけがいいことじゃないと先生は言う。

先生の足し算  先生に教わった足し算は、3+9=?ではなく、□+□=12のとき□に入る数を求めなさい。というもの。組み合わせを全通り考えることは難しかった。とくに7が入ると私はいつも、時間がかかった。この□の計算は、応用になると筆算の中にも穴埋めの形で出てくる。私は必ず繰り上げのところでひっかかっていた。

立体パズル  小学校5年生の頃、川、山脈、半島の名前を全部覚えた。ただ、丸暗記するわけじゃない。先生の学習方法は立体的だった。まず白地図をコピーする。その上に、川は川、山脈は山脈を写したトレーシングペーパーを重ねる。それから、ピンク・黄色・水色などの色紙をそれぞれの県の形に切る。(この時、重ねて切ることを学んだ。)そして、ピンクはその県の名産物、黄色は工業など特色を書いて、重ねて貼る。どこの地域に黄色が多いなどは一目見て分かった。地理の勉強はパズルのように面白かった。

道具  小学校2年生ぐらいの頃、はさみは、はさみを動かすのではなく、紙を動かすと習った。先生は、道具を見ればその人が分かるという。道具は、定規もアイロンもナイフも全て重いものがいいと教えてもらった。

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