大原敬子(けいこ)公式ホームページ


先生との20年 記憶に残った学習⑬ 桜のかけ算  昔、かけ算がよく分からなかった私に、先生はこんなお話をしてくださった。「かごにはみかんが3個入っています。今、このかごが4つあります。みかんは全部で何個ですか。」私は、絵を描いてみかんの数を数えた。これがはじめて、私が3×4の意味が分かった日。  他にも、“5×3”は、「桜のお花が3つで花びらは何枚ですか?」とか、“3×2”は「カメラの脚立が2台数あります。脚の数は何本ですか?」また、 “4×5”は、「机が5つありあます。脚の数は何本ですか?」など身近にあるものの中で先生はかけ算を教えてくれた。だから私は、かけ算が足し算からなる意味がよくわかる! s

先生の物理

 私は、高校生の生物、特に化学は出来ないけれど、物理の運動の法則と力学の部分だけはものすごく得意だった。というのも、大原先生に物理の相談をすると、先生は、「雪の日に車で走るとスリップはどうして起こるのかな?」とか、側にあった電気スタンドを見て、「どうしてこの電気スタンドは止まっているの?それは“停止”かな“静止”かな?」などと言われた。最初は、よく分からなかったけれど、ある日、急にわかるようになると、物理がおもしろくって仕方がなかった。また、このような疑問をひとつひとつ考えていたら、テスト勉強はしなくても、スラスラと問題は解けた。