先生との20年 記憶に残った学習②
セロハンテープ
小さな頃、折り紙を三角8枚に切って決められた枠に入れるという問題を解いていた。枠に折り紙をあてはめて出来ると、先生はセロハンテープで貼るのも勉強と言っていた。最も短いテープで確実に貼れる方法を考える。私には、問題を解くのと変わらないぐらい難しく感じた。
はんだごて
小学生のとき、手で小さなハンドルを回転させることによって電気を起こすラジオを作った。ラジオ作りで一番印象的だったのは”はんだごて”。小さなパネルの回線をはんだごてでつないでいったときの独特のにおいが忘れられない。
太陽とお月様
小学生のころ、週に1回リベートの時間があった。テーマは『太陽とお月様』とか『砂糖と塩』、『海と波』など。1人の審判と2つのグループに分かれて行う。いいところを探して主張しあうリベートは一週間の中で楽しみな時間だった。中でも、1番印象に残っているテーマが、『太陽とお月様』。「お月様は太陽がないと輝けない」とか「お月様はほっとするけど、太陽はほっとしない」、「お月様にはお月見の日があるけれど太陽を見る日はない」、「太陽がないと植物は死んでしまうけれど、お月様がなくても大丈夫」などいろんな意見があった。
私は、確かお月様グループだった。本当は太陽のほうが好きだったけれど、太陽グループに負けないように必死でお月様のいいところを探したのを覚えている。
農耕民族、騎馬民族
歴史を学ぶとき、小学生の頃から、いつも先生が教えてくださったのは、農耕民族と騎馬民族の違いだった。扉をひとつとっても、ドアと引き戸、ノックの仕方も手の向きが違う。他にもベッドと布団、ピストルと刀、など。思考や文化の違いを学ぶのはすごく面白かった。そんなお話の中で握手をするときは絶対に目を見ること、道をきかれた時は、鞄を置いて答えること、傘の持ち方を覚えた。
心理ゲーム
講習会の補講で先生が教えてくださる心理ゲームは本当に面白い。最初に、紙を折って縦3、横3の9つのます目つくる。そのます目を自分の陣地として、”敵が攻めてきたときにどの場所にいるか”9つの中から選んで印をつける。また、”最愛の人がいたときの自分の位置と相手位置”を書き込む。
別のます目には、”クラス全員が順番に注射をする、その注射の生存率は50%のとき、自分のすわる位置”を想定して印をつける。
こうして、先生がいろいろな状況を話してくださって、印をつけると自分の姿が見える。私はいつも、まわりの人を見て不安や焦りがどんどん膨らんでしまうとそれだけで、もう押しつぶされてしまう。でも、私が私の性格を一番知ることができたなら、本当の自分の力、もしくはそれ以上を発揮できるのかもしれないと思った。
生まれ変わった道~私と大原先生の思いで日記~ 最新の更新
問題の原因は自分だった!
心を自由に解き放てば優しくなれる!
落ち込みの原因は愛されないという孤独感
愛されている幸せ
先生との20年 記憶に残った学習
心の叫び
見方を変えればこの世はすべてダイヤモンド