大原敬子(けいこ)公式ホームページ


先生との20年 記憶に残った学習③ 2次元の中に3次元を  問題もテストも授業のノートもエントリーシートも全て、2次元の中に3次元の世界があることを学んだ。先生は紙を重ねた部分と1枚の部分を作り、窓のそばにいって光にあてて見せてくださった。そのときの紙の色の違いが鮮明に頭に残っている。自分の目にはテーブルの上に置いてあったときのように普通の紙(2次元)に見えてしまうけれど、物事には、相手の人がいて、相手の人がいる限り3次元の世界が必ずあるということを意識しようと思った。

音楽  就職試験や、入試など必ず音楽をきいていくことと、と先生がおっしゃっていた。音楽は心臓の鼓動と一緒なんだと先生は言う。確かに、「この音楽があれば、自分はお嬢様のようになれる」などそんな自分に合った曲を見つけることができたなら、すごく強くなれると思った。

本を読む  今まで、1冊最後まで読みきった本といえば、ヘルマンヘッセの『車輪の下』しかない。大原先生が、”本当の愛とは何か”と、”本の読み取り方”を、車輪の下を通して教えてくださった。1冊全部ではないけれど、印象に残っている本は、小学生のときに、先生に教えていただいた『オオカミに育てられた少女カマラ』と、大学生になってからの『自由からの逃走』。先生が教えてくださる本の読み方は、自分に置き換えて、いつも、自分自体をもう一度考える。

直線で曲線を描く  昔の資料を整理していると、小学生の頃の講習会の資料があった。一番上にあったのは、直線で、曲線を描くというもの。今、思えば二次関数の原点のような問題だった。線と線を結んでいくと曲線が表れる。2・3枚目では、応用編を自分で座標軸を書いて作っていた。昔から、先生のテキストは、三角形の内角の和はなぜ180度かを考える問題や、定規だけで円を描く問題など、大学生の今になっても考え込んでしまうような問題だった。幾何に学年は関係ないと実感する。

グラフ  先生に教えてもらった高校の物理は、教科書のグラフをコピーして、切り張りし、”グラフの説明をできるか”だった。テスト前の土壇場でも、この学習を落ち着いてやると、テストができる。先生が、これは重要、というグラフが理解できると、テストはすごくよかった。
 グラフを読み取る学習は、幾何クラスで、小学生の頃から繰り返し学んでいた。棒グラフや折れ線グラフの特徴、グラフの中で見るポイントが分かると方程式を作ることができる。方程式ができれば、問題は解ける。私は、グラフによくある『時間』が関わる問題は最初すごく苦手だった。グラフの問題になると、ポイントが分からなくって、自分でます目を書いて、そこにグラフを書き直していたことを覚えている。何度も問題をやっているうちに、高校の時には、グラフが好きになっていた。

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