大原敬子(けいこ)公式ホームページ


先生との20年 記憶に残った学習⑧ 縁起  この間、10年ぶりに先生と繭玉を作った。ひとつひとつ願いを込めて、柳の枝にくっつけた。先生は縁起を細部にまで考えてくださる。まず、東南の角でお日様に柳の枝と松を照らしておく。繭玉も割れて落ちてしまわないようにつける。それから、その柳と松を金色のスタンドライトに結びつける。このときに赤い紐だと「赤点」だからだめ、白い紐だと「白紙」を連想してしまう。だから、透明がいいと思って、とおっしゃって、サランラップをひも状にして、それでくくりつけた。サランラップも紐のかわりになることに驚いた。最後に、だるまのかざりをさげて、スタンドに明かりをともすと、想像以上のきれいさだった。

リスニング  中学生の頃、先生の話すことをただひたすらメモにとる「聞き取り」の訓練をしていた。何分ぐらい続けていたかは分からないけれど、初日や、二日目は、書いているうちに、手のひらの中心が痛くて、目から涙が出た。でも、段々なれてくると、流れるように、すべるように文字がかけるようになった。その訓練があったおかげで、今ではメモをとる速さだけは負けない自信がある。

火の国の女王様  小さな頃、画用紙に1枚のちぎったおりがみが貼られていて、そこから想像してクレヨンで絵を描くというのをよくやっていた。先生に、クレヨンはテンテンテンとたたくようにかくのと、横にして塗るとき、手でぼかすときで全然かわってくると教えてもらった。それから、太陽は赤いクレヨンだけじゃないこと。草は緑のクレヨンだけじゃないことを教えてもらった。すると、絵が自分だけの絵になって楽しかった。
 そういえば、油絵のときは、「ここを強く描くのよ」と、目の縁取り(特に上)を木炭で描きながら見せてくださった。本当に、平面だった目が、力強い生きた目になったことにおどろいた。そのときに描いた絵は「火の国の女王様」と名前をつけた。私が今まで描いた絵の中で一番好きな絵。(小学校2年生)


ファッションショー  小学校2年生のとき、お父さんとお母さんの洋服をつくった。あざやかな水色の洋服の洋服だった。大原先生が、ファッションショーの最後を私の家族にしてくださって、自慢げにライトで照らされた道を歩いたことを覚えている。確か、手には等身大の「愛ちゃん」という手作りのお人形を持って出場した。

戦略ゲーム  冬期講習で、戦略ゲームをした。大原先生はゲームを通して、3つのポイントを教えてくれた。①情報収集(相手には、かならず戦略のくせがある)②相手を見る③自分の弱点を知る(全て勝とうとするのではなく、落とすところを知る)。これは、受験も就職も同じだとおっしゃっていた。

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