大原敬子(けいこ)公式ホームページ


見方を変えればこの世はすべてダイヤモンド⑥ さみしい  「さみしい」という言葉には「淋しい」と「寂しい」がある。この二つの漢字の使い方はいつも私にはよくわからなかった。でも、先生が”涙する淋しいと” もうひとつあるでしょうと言っている言葉を聞いてはじめてその意味が分かった。「あー、淋しいよ!!」泣くとき(例えば、友達との別れなど具体的に何かあったとき)と、もうひとつその人が感じた寂しいがあるんだなと思った。私は、寂しいの情景を想像すると何となく父の背中を思い出す。

間違えはダイヤモンド  先生は、間違えはダイヤモンドと言う。間違えが、明確に分かれば、その問題は解けていると教えてくれた。だから、中学や高校生の頃、テスト勉強はあまりしなかったけれど、返ってきたテストの間違えたところをコピーして、切り張りし、徹底的に分析していた。

1が大事  2チームに分かれ、各チーム1~5の5枚のカードを使って勝負をし、数が大きいほうが勝ちというゲームをした。1~5全てのカードを1回ずつ使わなければいけない。当然カードを出す順番が鍵となる。先生は1が1番大事だという。1を1に使ってしまうのではなく、1を5の力にして使うことを考える。これをテストに置き換えると早く自分の弱点を知ることが大事。また、人生に置き換えれば、日々の小さな小さなことを続けることが大事という。
 カードゲームからたくさん学んだ。短い1度しかない勝負のときは、最初にどんなことがあっても勝つことが大切と実践を通して知った。先生は、受験は?とか恋は?といろいろ例えて教えてくださった。中でも印象的だったお話は、宮本武蔵の勝負。

点・線・面  先生に、算数の問題にも、大学のレポートにも、すべて、点と線と面があると教えてもらった。よく、先生は「わからなくなったときに、どこにもどるかがわかるようになったら、おおきい」とおっしゃるけれど、点、線、面という段階がしっかりと理解できていたら、どこに戻るかは分かるようになるのかもしれないと思った。

3色のザリガニ  小学三年生の頃、先生は、3匹のザリガニの水槽に、それぞれ、赤、青、緑のおりがみを貼ってごらんと言った。その通りに実行してみると、一週間もしないうちに、赤いザリガニと青いザリガニと緑のザリガニになった。(見比べてみるとはっきりとわかった。)よく、先生が「環境が大きい。」と言っていた意味が、そのとき何となくだけどわかった気がした。

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